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水道法改正案可決

2018年7月4日に水道法改正案が衆議院厚生労働委員会で可決されました。これから参議院で議論していく方針とのことです。
追記2018年度での採決は見送られた様です。

えすひろ
水道法改正?何なのそれ?(ハナホジー)

と、いつもならスルーする僕。ですが今回急に気になったので、この水道法改正案が成立すると僕達家族の生活が何か変わるのか調べてみました。(父としての自覚エッヘン)この記事では水道法改正、水道民営化について政治ど素人の僕が調べた事をまとめていきます。僕と同じくニュースを見て水道法改正・民営化のことが気になった方に見て欲しい記事です。

水道法改正案の内容を流し読み

水道法改正案について早速調べてみました。すぐに厚生労働省の資料が見つかったのでまずは流し読み。

分かり易くまとめられたパワーポイントの資料なんでしょうが頭が痛い。流して読んでも全然分からん・・・とも言ってられません。調べるからには最後まで!という事で僕が理解出来た点について紹介します。

問題点

水道事業の問題

  1. 水道の需要が人口減少に伴って低下
  2. 水道施設の老朽化が進んでいるので対策が必要
  3. 水道関連の組織で働く人が不足
  4. 水道料金原価割れ(見積不足)
なんかヤバそうな感じは伝わってきます。もうちょっと噛み砕いてまとめると 
 
要するにこういう事!(寸劇風)

厚労省
日本の経済・人口に対応して水道の普及率・利用量は上がってきたけど、これから人口は減っていく見込みだから利用量がどんどん減っていくよ!

えすひろ
という事は収益も減っちゃうね。

厚労省
そう!だけど日本の水道って高度経済成長期に一気に作られてて、その更新時期が今まさに到来してるんだよね。

えすひろ
!!!それじゃお金なくて古くなった水道施設直せないじゃん!ヤバめ!

厚労省
その通り!更新率は年々低下してるし、水道施設はドンドン古くなってるよ!実際維持管理費用に対して収益が追い付いてない事業体が3割もあるから!しかも水道事業に携わる職員の高齢化&減少も進んでて、技術基盤が揺らいでいるんだ!どうしよマジで

ということみたいです。言われみると確かに自然な流れですよね。地震が頻繁に起こる日本では結構重大な問題なんじゃないでしょうか?

改正案

えすひろ
こんなの賢い人が考えたら予算増やすとか人増やすとかもっと早く気付けたやろ!とっととなんとかしろや!(人任せ)

と思いましたがそれはさておき、2017年に一度廃案になって今年再提出された改正案。一体どういうものなんでしょうか?

改正案主旨

  1. 市町村が経営するという原則は変わらない
  2. 水道基盤の強化のために官民連携促進したい
  3. 民間に施設運営を任せられるように法整備

なるほど。ではこの改正案が成立すると何が変わるのでしょうか?

水道法改正で変わること

今までもPFI法等に基づいて水道事業を民間に委託する事は可能でした。(PFIって給食センターとか競技場みたいな自治体が作った物を民間企業が維持管理するやつですよね)ただその場合、地方自治体は水道事業の許可を手放して民間事業者が新たに許可を受けないといけませんでした。でもこれだと災害や事故が発生した時、地方自治体は水道事業とは無関係なので責任を負えませんよね。生活に欠かせない水が自治体の責任下から離れるのは恐ろしい事です。
なので自治体に水道事業許可を残したまま、運営を民間企業に任せられるようにしようというのが今回の改正案で、これをコンセッション事業と言います。

民間企業が出来ること

コンセッション事業許可によって民間企業は以下の仕事が出来ます。

民間企業が出来る業務

  1. 大規模災害時の対応
  2. 水道施設の更新
  3. 水道施設の運用等に関する企画等
  4. 水道の管理に関する技術上の業務

水道事業の多くの範囲の仕事をすることが出来ます。また、その範囲は自治体と民間企業の間で個別に設定可能です。
ただし経営方針決定、利用者の契約内容の決定・締結、水道施設の新設・全面改修は民間企業が行ってはいけません

僕が気になったこと

えすひろ
民間企業に水道の維持管理を任せて大丈夫?水道料金は上がるの?家を建てた時に下水事業受益者負担金というのを払ったけど、この制度も変わったりするのかな?あと料金のクレジットカード払いも出来るようになる?

頭の中はハテナがいっぱいです。気になったので調べてみました。

安全性

コンセッション事業の許可には様々な基準を満たさなければいけません。また点検・整備だけではなく台帳の整備、長期的・計画的な更新計画、収支見通しを公表する義務が課せられるそうなので、安全は担保されそうな印象です。

水道料金

水道料金は民間企業が自治体の条例範囲内で設定可能です。収益が運営権の支払いや維持管理費を上回らなければいけないので、水道料金は上がっていくことになりそうですね。老朽化した設備を使い続けるリスクと天秤にかけないといけない部分なので、ある程度は仕方ない事だと思います。ただ、公正さを欠いた過剰な値上がりがないか注意して見ていきたいですね。

下水道受益者負担金

これについては特に書かれて無かったので今回の法案には盛り込まれていないのかも・・・でも下水道の維持管理にもお金がかかるでしょうから、今後の動向に注目です。

クレジットカード払い

すでに対応している自治体もあるそうですが、僕が住んでいる地域ではクレジットカード払いが出来ません。月々の支払いはクレジットカードにまとめたいですよね。

えすひろ
ポイントも付くしね!!

料金に関する事なので、民営化されれば対応する可能性は高いと思います。ここは期待したいです。

世論の反応

水道民営化法案として世間でかなり話題になってたみたいです。(知らなかった)内閣が出した法案って大体そうなんでしょうけど、異を唱えてる系の人達の恰好のネタみたいですね。

主な反対意見

  • 利益度外視で更新を進めるべき、この時期に民営化など論外
  • 外国企業の食い物にされ、生活を脅かすのではないか?
  • 運営権売却などによって投機対象となるのではないか?
  • 世界のトレンドは再公営化

最後に

反対意見の様な事が実際に起こってしまうのであれば、水道法案改正・民営化によって日本の水道事業は崩壊してしまうのかもしれません。ですが、改正が老朽化に対しての起爆剤として作用すれば水道施設の更新、安全の担保は一気に進みそうですよね。日本は地震による大規模災害のリスクを常に抱えているのですから、どのみち早急な対策が必要です。反対意見の様な事が起こらないように、しっかりとした議論を行って良い法改正をして欲しいです。
最後まで当記事を読んでいただきありがとうございました。
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